20.10.01
Webサイトリニューアルのお知らせおよそ5ヶ年におよぶ一大プロジェクト。
社会医療法人 近森病院は、高知市の繁華街のすぐ近くにある急性期病院である。「救命救急センター」、「地域医療支援病院」、「災害拠点病院」としての機能強化を図り、21世紀の医療に耐えうる高規格急性期病院になるために、2010年より約5ヵ年におよぶ施設整備プロジェクトを計画した。プロジェクト完了までの間、病院機能は全て稼働した状態で工事を進めなければならないため、工事手順を十分に計画して着手する必要があった。5ヵ年計画最終の本館増築までの間に、附属施設を合わせて5棟の新築と4回の既存施設改修を行い、さまざまな部門、機能を移動、再編しながら計画を進めた。
I期 | ホテル跡地に「近森病院 管理棟」を新築 |
II期 | (1)研修棟、民家跡地に「立体駐車場」を新築 (2)駐車場、マンション跡地に「外来センター」を新築→(本院の外来部門を移す) (3)旧管理棟、北館跡地に「北館病棟」を新築→(本院の患者の一部を移す) |
III期 | (1)本院1次改修(1〜4階)・耐震改修→(手術室、ICUなどを移す) (2)医局棟跡地に「管理棟別館」を新築 |
IV期 | (1)本館、旧本館、手術棟跡地に「新本館」(免震構造、HP)および外来センター連絡通路を新築→(手術室の拡張、本院患者の移動等) (2)第二分院と北館病棟を接続し、「総合心療センター」に改称 |
V期 | (1)本館2次改修(3・5・6・7)、耐震改修→(全病棟が完成、外来センターから検査部門を移動) (2)外来センター2次改修→(医局の拡張等) |
VI期 | ボーリング場跡地に「近森リハビリテーション病院」(免震構造)を新築 |
VII期 | 旧近森リハビリテーション病院を「近森オルソリハビリテーション病院」に改修 |
VIII期 | 旧近森オルソリハビリテーション病院を「近森病院付属看護学校」「近森教育研修センター」に改修 |
築100年の古民家の耐震改修と、住居部分の立て替えを同時に行った計画です。古民家は限界体力計算を用いて高い耐震性を持たせると共に、内部は古い梁などを活かした開放的なプランとしています。
医療系テナント施設内にあるクリニックの内装計画です。患者さんやスタッフが利用しやすく、かつ管理しやすい動線に配慮しました。明るくて清潔感のあるカラーリングを提案しました。
知的障害者の入所・就労支援施設で、入所棟と食堂棟、就労訓練棟を分棟し、中庭と開放型の渡り廊下で繋いでいます。静かで快適な屋外空間を確保すると共に入所者の就労や食事等の際積極的な活動を促しています。外廻りを回廊とグリーンベルトで囲み、歩車分離を徹底しながら、屋内に静かな環境を確保しています。
『心象』をテーマに死生観や時間の流れ、人の思い等抽象的な内容を空間の形と光や水を効果的に組み合わせることで祭場を計画しています。宗派の別を問わず葬儀が執り行える施設となっています。1998年に増築し今の姿になっています。